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玉井康之 へき地教育の取り組み
へき地校の子ども達と触れあおう!〜 教室内へき地小規模校を訪問する意味 〜

 1年生の皆さんのほとんどは市街地の比較的大きい学校に通っていたと思います。
 皆さんは、へき地を身近に感じたことがない人が多いと思いますが、実は北海道内には、約700校のへき地小学校と約400校のへき地中学校があります。 道東では、釧路市・根室市を除くほとんどがへき地校であると言っても過言ではありません。
 ですからまず最初に、全国どこでも学校のスタイルは同じなのではなく、自分たちが育った学校の環境とは違う学校もあるのだということを率直に感じ取って欲しいと思います。 そしてその上で市街地の学校ではあまり見られないへき地校のよさを感じ取ってほしいと思います。近年では、へき地校は「教育の原点」とも言われています。

 へき地小規模校が一般的に言われている良さは以下の通りです。

 1.教員と児童生徒の関係が密接で相互の信頼関係を形成しやすい。
 2.児童生徒どうしの関係が密接で相互の信頼関係を形成しやすい。
 3.学校と地域の関係が密接で、学校行事や学校運営において、地域の協力を得やすい。
   それらを通じた地域社会の協同性を学習しやす  い。
 4.地域環境だけでなく、小規模で学校環境がよいために、児童生徒の問題行動が少ない。
 5.児童生徒に、個人主義的ではなく協力的な姿勢がある。
 6.児童生徒に忍耐力がある。
 7.個々の児童生徒の到達状況に合わせた学習指導・生活指導を行いやすい。
 8.複式であるがゆえに、逆に集団学習・自主学習を行う習慣を形成しやすい。
 9.自然体験学習を初めとして、体験学習をカリキュラムに組み込みやすい。
 10.異年齢集団による縦割り指導を行いやすい。
 11.人数が少ない故に、誰もが児童会・生徒会やクラスの役員になり、活躍の場がある。
 12.教師自身は、多面的に役割を担わなければならないために、市街地の学校よりも早く成長できる。


 さて、皆さんがへき地校で実際に見たことが、以上にあてはまるでしょうか?訪問後に実際に感じ取れるでしょうか?多面的に観察してみて下さい。
 一方へき地校にも、弱点もあります。 それは人数が少ないということです。小人数のために人間関係が固定化し、切磋琢磨したり、新たな人間関係を作る機会や自分を表現する機会に乏しいということです。 それらを補うために、へき地校どうしが集まって協同学習する「集合学習」や、市街地の大規模校や外国の学校などと交流する「交流学習」なども盛んに取り入れられその効果が現れています。
 皆さんの出身校や見て来た学校を思い出しながら、へき地校の素顔を率直にとらえてみて下さい。
 皆さんは、やがて新卒でへき地校に赴任する可能性も高いのですが、今回へき地校を訪問し、へき地校について考えることは、これからの教育の在り方を考える上できっと役に立つことでしょう。
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